Cpaw 代表のぱろっくです。

2018/8/5に、Yahoo! JAPAN 様が主催のハッカソンである HackU法政2018にCpawメンバーで出場してきました。

開発期間は約1か月でした。本記事では、1か月でどのようなものを作ったのか振り返りたいと思います。

チームメンバー

チームは、以下の6人で組みました。

  • palloc (音声認識・フロント・制御)
  • yawara (バックエンド・アーキテクチャ設計・顔認証)
  • shunk (顔検出・顔認証)
  • chasen (バックエンド・発表スライド)
  • mipsparc (工作・電子工作・基盤設計)
  • sai (顔検出・データ収集)

Chash BOX

今回開発した「Chash BOX」は、顔認証決済システム搭載の音声で操作するスマートAIボックスです。
「深センに導入されたオフィスグリコ」みたいなのを想像してもらえると一番近いかなと。

デモ機で操作できるコマンド (音声) は

  • 在庫
    • 在庫状況を確認する
  • お金
    • 自分の残金を表示する
  • コーラ
    • コーラを購入する

の3つです。

デモ動画は、youtubeにあがっています。ぜひ見てください!

アーキテクチャ

以下の4つのコンポーネントから成り立っています。

  • Controller (electron-vue, node, Julius)
    • 全体の動きを制御する
    • 音声認識
  • Recognizer (Dlib, Keras)
    • 画像から顔を検出し、識別する
    • 顔検出はHOG+SVM、顔識別はMobileNetベースのSiameseNet
  • Backend (Go, PostgreSQL)
    • DB処理やadminページ等の提供
    • オニオンアーキテクチャでTDDでDDD
  • Locking system (PIC16F1579, ソレノイド)
    • 物理錠を自動で開閉し、扉を開けるシステム

それぞれのコンポーネントは、gRPC を用いて通信しています。

開発風景

8/1, 8/2の2日間が集中開発日でした。その2日間は法政大学の教室に集まり、全員で開発をしていました。

顔識別システムはNVIDIA社の Jetson TX2 を用いました。

箱は、約3000円のものを購入し、ラッカースプレーで色を塗り、のこぎりでケーブル用の穴とファンを取り付ける穴を開けました。

ソレノイド錠などの基板は、このようにきれいに配線をしました。
下にLEDとスピーカーがあり、LEDは常時30%程光っています。
扉を開けるとLEDが最大輝度になり、スピーカーから音が鳴る仕組みになっています。

こうして作られたChash BOXが、本番はこのように展示されていました。

結果

学校に2週間ほぼ泊まり込んで頑張った甲斐もあって、なんと最優秀賞を受賞することができました!


そして、副賞としてHackday 2018に招待されることになりました。そちらも頑張りたいと思います。

最後に、イベントを運営してくださった Yahoo! JAPAN 様、法政大学情報科学部の先生方、そして参加者の皆様、1か月間本当にお世話になりました!

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